【オーストラリア・シドニーで根管治療】【ローカル歯科勤務が答える】患者・ブログ読者様からよく聞かれる総まとめ Q&A

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みなさん、おひさしぶりです。
前回の投稿から長らくときが経ってしまいました。
おかげ様で、ここ最近このブログに辿り着いてくださる方が増え、嬉しい限りです。
これからもオーストラリアの歯科情報を発信していく所存でございます。
私の記事情報が皆さまのお役にたてますように。
前記事の内容からいただいた質問にも深掘りして回答していますので、まずはこのブログのトップページから前記事の確認をお願いします)

今回は、

患者・ブログ読者様からよく聞かれる総まとめ Q&A

と題して、名前の通りよく聞かれる質問に答えていきます。
まず、歯の痛み・歯医者で根管治療が必要と言われて悩まされている皆さま。
お気持ち痛いほどわかります。他の記事を読んで下さればわかる通り、私自身も日本で根管治療した歯が再発し、オーストラリアで再度根管治療を受けた者です。しかも再度治療した歯が2本もありましたので辛い思いをしました。
海外に渡米・豪する前に日本で歯の治療を済ませる方多くいると思いますが、歯の問題は事故と同様、いつ起こるか予測できません。(ですので毎日の歯磨きとフロス必須です!)
では、根管治療についての記事を始ます。

症状

・歯痛(Toothache)

・X-raysに写る黒い影(Dental abscess)
歯科医から「根っこに黒い影がある」と言われたことはありませんか?「根っこに黒い影がある」ということは、その歯は根管治療が必要、又は、再発している/しようとしている(過去に根管治療済みの場合)ということです。私も歯痛で来院した患者様のX-raysで黒い影をよく見ていました。これから状態が進行すると根っこの先に膿が溜まっていき、膿の大きさもはっきり写るようになります。そしてもっと悪化するとニキビのようなものが歯茎にできる可能性が十分にあります。まだ“X-raysで影は確認できないけど違和感がある方”要注意です。数ヶ月後にはX-raysに写るかもしれません。その歯にクラウン(被せもの)をしている場合、歯の状態を肉眼やマイクロスコープで見れないのX-raysは必須です。

・歯茎の周りにできるニキビのようなデキモノ(Dental abscess)
Cystは嚢胞です。そのCystから出てくる膿のことをPus(パス)といいます。

Q.一回根管治療した歯がまた悪くなるということを知らなかった
A.一回根幹治療した歯が再発することは珍しくないです。

一回根管治療をしてしまうと、再発率がグンと高くなります。根管治療そのものは「根っこのお掃除」ですので、削ったり色々なお薬を使って消毒します。なので治療後は歯が脆くなり割れたりしちゃいます。歯の寿命を長くさせる為に、治療後はその歯にクラウンを被せるようにします。

Q.根管治療をしないとどうなりますか?
A.根っこの状態は確実に悪くなっていきます。

歯痛を放置して一時的な処置(お薬等)で痛みを和らげ、やり過ごそうすると、最終的には周りの歯にもInfectionがSpreadする可能性があります。Spreadしてしまうと2本の歯に根管治療が必要になります。ですので治療は早くしましょう。放置して治療を受けない場合でも、痛みが一時的になくなる場合がありますが、それは状態が改善しているということではありません。根っこの状態は確実に悪くなっています。金銭的理由で抜歯しちゃえと簡単に思っている方、本当にそれでいいんですか?抜歯は歯の番号(歯は一つ一つに番号が振り分けられている)によって金額は違いますがAU$300〜$450程度で抜歯できます。根管治療よりはるかに安いです。しかし将来、想像していた以上に抜歯を選んだことを後悔するかもしれません。

もちろん、抜歯しか選択肢がない救えない歯もあります。そんなときオーストラリアでは抜歯した患者様にインプラント治療を勧めています。インプラントは画期的な治療です。医者の腕が確かならインプラントも7年〜10年持つと言われています。(毎日の歯磨きとフロス等のケアは絶対必要ですが)。繰り返しますがオーストラリアの歯科は高額ですので根管治療やインプラント、ブリッジやクラウン必要になる方は金銭的にも悩まされるでしょう。しかし、支払える場合は他の治療で抜歯を避けることを真剣に考えてみてはどうでしょうか。

一時的な処置

・antibiotics(歯科医から処方箋を書いてもらい薬局でいただく)
・panadol(スーパーで手に入る市販のお薬)
パナドールは歯痛に効くので痛みを和らげるという意味でお勧めです。

費用

Q.クラウン(被せ物)の相場は?
A金額相場は AU$1600〜AU$2300。

保険なし、又は保険はあるけどカバーされない場合の金額です。オーストラリアの歯医者が使うクラウンはほぼ全てセラミック等の良質なものになります。日本では保険適用治療に重点を置いており、強度が弱い保険適用のクラウンがありますが、オーストラリアでは保険あるなしに関わらず強度の強いクラウンを被せます。相場はAU$1600〜2300程ですが、「クラウンにAU$2300を請求する歯科がAU$1600を請求する歯科より良質なものを準備している」という認識がある方は間違っています。歯には番号が振り分けられておりどの歯にクラウンを被せるかによっても金額が違いますし、その他全ての治療も金額設定は歯科によってバラバラです。中にはぼったくりとも思える歯科もあります。そんな歯科ほど「うちのクラウンは$2300で他の歯科よりもいいものを使っている」と言いますが、実際には中国に発注して作られたクラウンだったりします。オーストラリアのデンタルラボで作られたクラウンの方がしっかり作られています。

Q.前記事の金額はクラウンを含む金額ですか?
A.クラウン無しの金額です。

前記事でお伝えした金額(Gentle Endodonticsで支払ったコンサルテーションにAU$400、1st stageにAU$1150、2nd stageにAU$1550かかった合計$3100)はクラウン無しの金額です。根管治療のみの合計金額です。

根管治療専門医

Q.再発した歯をなぜ働いている歯科ではなく専門医で治療されたのですか?
A.再発した歯の治療は専門医を勧めます。

①まず基本的に、既に根管治療をした歯を再治療する場合、一般歯科の歯科医は「専門医で治療を受けるよう」患者に伝えます。(もしその歯の根っこが1本の場合だったり進行状態が初期の場合一般歯科でも問題ないかもしれません・治療がすごく難しくはないので)。②私自身が治療自体することを放置しており←状態が最悪で、専門医を選ぶしかなかったので。

Q.なぜGentle Endodonticsですか?
A.今まで3つの歯科で働いていましたが、どの歯科でも患者に専門医を紹介する際は高い確率でGentle Endodonticsだったので。そして、Dr Mehdi Rahimiまたはそこの歯医者の歯科医から治療を受けるように伝えていましたので。そして、高額を払うのなら一般歯科ではなく専門医で治療を希望しますよね。

Q.根管治療後のクラウンは専門医?それとも一般歯科?
A.どちらでも問題なし。

私の場合、専門医での根管治療後、クラウンは自分が働いている歯医者(一般歯科)でしてもらう予定でした。スタッフ割引がありましたので(というか外国籍且つ市民権を持たない者は私だけだったので激安で受けれていた)。しかし、その時に急遽日本に帰る予定ができましたので、日本でセラミッククラウンをしました。88000円(税込)でした。

Q.根管治療専門医で受診する流れ
一般歯科医が「専門医で治療を受けるように」勧める場合
紹介状を書いてくれます。紹介状には歯の番号とともに歯がどんな状態か記載されます。その後、患者自身が専門医へ予約を取り、紹介状を持って専門医でコンサルテーションを受診します。ちなみに私が働いていた事業主Cでは歯科受付が患者の為に専門医の予約を取ることが当たり前でした。

一般歯科を通さない場合
専門医に電話又はメールで予約後、appointmentに紹介状なしで直接行っても全く問題ありません。紹介状があってもなくても歯の状態はX-raysでわかりますので。

専門医で根管治療後、一般歯科でクラウンを被せる場合
治療後、専門医からReport(どのように治療を行ったか、どのような形のクラウンを患者の歯に被せるように一般歯科医に勧めるか記載、写真含)をもらい、一般歯科に戻りクラウンを被せます。

Q.専門医で受診する前にできること
A.一般歯科からX-raysをもらい専門医に送信。

一般歯科で撮られた自分のX-rays(OPGとBitewings)を自分のメールへ送ってもらいましょう。そして専門医の予約を取ったら、専門医のメールアドレスにそのX-raysを送りましょう。予約の際にメールアドレスを聞くと良いでしょう。そうすることで、専門医はあなたに会う前にX-raysを通して歯の状態を知ることができます。これは歯科医にとって嬉しいことです。歯科医はX-raysを見たり治療プランを考えることが好きなので是非してください。私自身、全てのX-raysをGentle endodonticsのメールアドレスに添付し送りました。コンサルテーションではそれらを見ながらこれからの治療プランを話し合いました。そうすることによって専門医で撮るX-raysの数が減るので節約もできます。 そして私は専門医で撮られたX-raysももらいました。自分のスマホに保存しておきたいので。ちなみにX-raysは2年間有効です。

その他 QandA

Q.オーストラリアの歯科はなぜこんなに高額なのですか?
A.そもそも保険適用治療に重点を置いていない。

日本では業界全体が保険適用治療に重点を置いていますが、オーストラリアの歯科は患者様が保険ある/なしに関わらず良質な治療を施します。例えばラバーダムは必需です。なので保険なしの人には歯科治療はすごく高額です。

Q.日本で治療を受けたい
A.未だに日本の一般歯科では全くといっていいほどラバーダムやマイクロスコープは普及していないのが現状です。

Q.保険(Health insurance)はどれを選ぶべきですか?
A.あなたに必要な治療は何か?を知ることが重要になります。

これは根管治療に問わず一般的なお話です。まず、デンタルカバーがある保険に加入していると、治療後、受付で治療費をお支払いするときに「Gap Payment(ギャップペイメント)」または「No Gap Payment(ノーギャップペイメント)」としてお支払いします。保険を持っていない人は全額支払いですから「Full Payment(フルペイメント)」。(詳しい詳細は前記事

まだ保険に加入していない方で保険選びのポイントとしては、あなたに必要な治療は何か?を知ることが重要になります。もし、あなたが良い歯を持っていて今後歯科治療が必要なさそうで6ヶ月毎の歯石除去だけ必要ならばBupa(ブーパ)でいいでしょう。もし詰物が必要な方はNIBがいいかもしれません。というふうに、根管治療が必要・クラウンが必要・ブリッジが必要等々を知り、それがカバーされるか保険窓口に聞きましょう。保険会社窓口はショッピングセンターにもあります。インターネットでも検索できます。しかし、あくまでデンタルカバーはオプションとして付加しているものなので、デンタルカバーだけで保険に加入するのはやめてくださいね。

Q.一般歯科でいい歯科を選ぶポイントは?
A.高いから良い治療を受けられるとは限らない。

オーストラリアの歯科では金額設定がすごくバラバラですのでセカンドオピニオンとして別の歯科で見積もり(quotation)をされる方などはびっくりするかもしれません。詰物だけでも歯科Yと歯科XでAU$100も違う場合がありますから。どの歯科でも事業主や院長が設けた金額設定に従って、そこの歯科で働いている歯科医は患者に治療費を請求をすることになります。ですので同じ歯科で別の歯科医に診てもらったからと言って金額が安くなるわけではありません。
ぼったくり領域に入りそうな金額設定が高い歯科で採用されてしまった歯科医の中には「治療費を下げるよう」に事業主に抗議する歯科医もいますが(金額を下げると新規の患者数が増えるから)、事業主は「金額が高くても来院し続ける患者はたくさんいるから」と言い気にしません(そこに通い続ける患者様ほど“金額が高い=良質”と勘違いしている場合あり)。
なぜなら殆どの一般歯科が使う道具やお薬等はどこも同じで、治療方法も同じですのでさほど変わらないのでぼったくり歯科に注意しましょう。

余談になりますが、根管治療は患者に高額な治療費を請求できる治療の一つですので、一般歯科医も含め、どの歯科医も治療をやりたがります。一般歯科医の中には根管治療がうまく出来ない歯科医もいます。ですのでお金を無駄にしない為にも歯医者/歯科医選びは慎重になるべきです。といっても、患者目線では誰が上手に治療をするかなんて見極めるのは難しいですよね。私も助手として20名程のDrをアシストしてやっと、歯科医の誰が治療をちゃんとしていて誰がテキトーにしているかわかりますので。大学を卒業したばかりの新人の歯科医に根管治療を受けるのはやめましょう。その人達には経験がまだないので難しいです。根っこがしっかりお掃除されず再発する可能性大。そして、歯痛で受診したら「今すぐに根管治療が必要です」と険しい顔で言ってくる歯科医がいます。気をつけて下さい。本当に根管治療が必要な場合もありますし、詰物だけで様子を見れる場合(根管治療なし)もあります。勿論、一般歯科医の中には根管治療の経験があり得意な歯科医もいます。

Endー

コメント

  1. […] 更新→最新【総まとめQandA】記事はこちら!この記事は歯科助手としての経験と実体験をもとに […]

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