【2021年版】医療通訳技能検定試験 最新情報(3)

医療通訳士

前回の記事では、試験の勉強法・おすすめの参考本・学習サイト等について紹介しました。

あれから少し月日が経ち、医療通訳業界的にも、この医療通訳技能検定試験的にも大きな変化がありました。この医療通訳技能検定試験の受験資格条件に大きくかかわることなので、みなさんにお伝えするためにこの記事にした次第です。

まずはじめに

まず、大前提にお伝えしたいことがあります。
2020年3月、日本で初めて「医療通訳士」という名前がついた職業が誕生したということです。
どういうこと?と思った方、お気持ちわかります。
実は今までというもの医療通訳士という職業は存在せず、“医療に携わる通訳士としての仕事”は存在していました。そして、みなそこにたどり着く過程は様々で、一人一人異なった道のり(異なった種類の医療通訳に関する資格を取得したり経験を積んだり)で“医療業界で通訳士として携わっている自ら”のことを「医療通訳士」と他人にわかりやすいように言っていただけでありました。
したがって、実際には医療通訳士という職業は日本には存在しなかったのです。

そして今回、国際臨床医学会(ICM)という団体が先陣を切って医療通訳士という職業を誕生させました(わかりやすくいうと医療通訳士になるための道のりを作った)。

そしてこの、医療通訳技能検定試験がICM認定の試験になった次第です。

ICM認定医療通訳士対応試験になりました

2020年7月、一般社団法人日本医療通訳協会(医療通訳技能検定試験を実施している団体)は、
「医療通訳技能検定試験がICM認定医療通訳士対応試験になりました」と発表しました。

具体的にどう変わったの?

簡潔すると、受験資格が設けられ、医療通訳士になることが厳しくなりました。

具体的に解説するために少々過去を遡りますと、

この医療通訳技能検定試験はもともと、東京通訳アカデミー(現在は閉校)の医療通訳士コースの卒業試験として2009年にスタートしたものでした。
『2020年春期(4月)試験までは、医療通訳のスクールに通っている/通っていないに関係なく受験したい人がお金を払えば受験できる試験でした』。
なので独学で勉強して、試験を合格して医療通訳士と自らをよび、働くことができました。

だったのですが、2020年秋期(10月)試験の受験からは受験資格が設けられました。

一般社団法人日本医療通訳協会hpに記載されている受験資格によると、①〜③のいずれか一つに該当する者とあり、②と③に関してはhpには詳しく記載されていないので、当てはまる方は各自でお問い合わせ下さい。

ですのでこの記事は①に特化した記事になります。

受験資格の①に沿う場合、医療通訳技能検定試験を受けるには医療通訳スクールの修了証が必要となります(受験資格付与対象校に指定されている学校に行く必要があります)。
その後、“ICM認定医療通訳士”として働くには認定医療通訳通訳士資格登録が必要となりました。(実際はICM認定医療通訳士というものは誕生したばかりですし、現在もなおこの資格登録なしで医療通訳士として働いている方は多くいると思いますので、登録する・しないは個人の判断だと思います。しかしながら、医療通訳業界はこれから拡大していきますのでこの制度に参加した方が良いかもしれません)

ちなみに、認定医療通訳通訳士資格登録の条件は厚生労働省の育成力カリキュラムに準拠した医療通訳スクールの修了書が必須です。

医療通訳スクールの選択肢

では、最初のステップとして医療通訳技能検定試験を受けるために、どの医療通訳スクール(=受験資格付与対象校)に通う必要があるのでしょうか。リストがありますので貼り付けます。
こちらは最新のリストで2021年3月時点のものになります。

結論として、ICM認定の医療通訳士になるには

受験資格付与対象校に通う→修了書を得る→医療通訳技能検定試験を受験する→合格する→認定医療通訳通訳士資格登録する→ICM認定の医療通訳士となります。

最後に

今回、国際臨床医学会(ICM)という団体が先陣を切って医療通訳士という職業を誕生させたので、医療通訳士になる方法というのが明確になったように思います。

今後、医療通訳業界は日本で拡大していくと予想され、それに伴い医療通訳者育成のためのスクールやコースが急速的に開設されていくでしょう。新型コロナウイルスの影響もあり、医療通訳者の需要は加速しています。

コメント

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